「地域との接点が足りないのではないかと実感した」環境省の国定勇人政務官が新潟入りし、三条市保内発電所を視察
環境省の国定勇人政務官は28日、新潟県三条市入りし、三条市保内発電所視察の視察を行った。国定政務官は、2006年から2018年までの4期、三条市の市長を歴任している。
三条市保内発電所は、2017年9月に稼働した木質バイオマス発電所。三条市内及び県内外の林業から出た間伐材をチップ化したものを燃料とし、おおよそ900度で燃焼し蒸気を作り、蒸気のエネルギーでタービンを回転させて発電する施設だ。
バイオマス発電とは、動植物などから生まれた生物資源を使った発電方法のこと。エネルギー源を燃焼したり、あるいは一度ガス化して燃焼したりして発電するしくみを「バイオマス発電」という。燃料を燃焼することでタービンを回し、発電機を動かすことで発電する。
バイオマス発電は「カーボンニュートラル」という考え方に立っており、燃焼を行っても結果的に大気中のCO2の増加にはつながらない発電方法とされている。
この日、国定政務官はまず午前中に三条市役所を訪れた。三条市の滝沢亮市長は、訪れた国定政務官を出迎えた。
国定政務官と滝沢市長の面会の様子は冒頭の挨拶のみ公開され、その後、非公開で行われた。
冒頭、国定政務官は出迎えた滝沢市長に対し、「本日は時間を頂き、ありがとうございます。環境省として、これから色々な分野で貢献していかなければいけない。地域と暮らしの環境省と言っている割には、地域との接点が非常に足りないのではないということを実感した。(視察を通して)環境省頑張っていますということを伝えたいと思う」と話した。
その後、国定政務官は午後から三条市内にある「三条保内発電所(SGETグリーン発電三条合同会社)」(新潟県三条市)を視察した。