「新潟には魅力的な専門学校が多い」、新潟県と新潟市が誘致したグッドニュース(大阪市)の杉岡充敏代表取締役が表敬訪問
新潟県と新潟市が連携して誘致を進めてきた株式会社グッドニュース(大阪市)の杉岡充敏代表取締役らは28日、新潟県庁を訪れ、新潟県の佐久間豊副知事と新潟市の朝妻博副市長と面談し、新潟オフィス開設の報告を行った。
大阪市に本社を置くグッドニュースは、専門職の職業学習や就職活動に特化し、専門学校と企業とのコミュニケーションなどを行う産学連携プラットフォーム「CareerMap(キャリアマップ)」を開発・運営している。この度開設する新潟オフィスは、大阪オフィスと東京オフィスに次ぐ、3拠点目となる。
佐久間副知事は、「専門学生にはぜひ新潟に就職していただきたい。優秀な人材を県庁にも欲しい。新潟で成功することをお祈りします」と話した。新潟県は、グッドニュースの誘致および取り組みによって、魅力ある多様な雇用機会の創出が期待できることから、補助金などによる支援を予定している。
グッドニュースの新潟進出については、新潟県内に魅力的な専門学校が多いことや、高校から専門学校への進学率が他県と比べて高い背景がある点などから決断したという。専門職を目指す学生を求める企業への就職支援のみならず、グッドニュース自体への採用も視野に入れる。新潟オフィスでは、エンジニアを目指す学生をインターンシップとして迎えることや、海外の工科大学とオンラインで結び、コミュニケーションを取りながら一緒に学んでいく環境を提供することを計画しているという。
専門職や技術職の魅力や、これからの取り組みについて、杉岡代表は、「会社に依存するのではなく、自身の職業に対する技術や経験を磨くことで、グローバルに活躍することが可能だと思う。大学進学だけでなく、将来就きたい職業から逆算して学び、生き生きと仕事をする『もう一つのスタンダード』をつくりたい。学校の先生方と一緒に協力して、将来の日本に大きく広がっていく未来を目指したい」と話した。
グッドニュース新潟オフィスは、新潟駅前の日生不動産駅前ビル内に入居し、2023年4月からの稼働を予定。現在のところ、新たに5人の採用を計画しているという。
なお、新潟県が誘致した企業は、今年度13社目となった。