全世帯に5,000円から3万円+子供1人当たり1万円支給の独自政策、新潟県妙高市の城戸陽二新市長が定例会見

妙高市の城戸陽二市長

新潟県妙高市の城戸(きど)陽二新市長が29日、妙高市役所で定例会見を行った。城戸市長は10月30日に行われた妙高市長選で初当選し、今月25日に初登庁した。

会見では、12月議会で提案される補正予算の概要などが発表された。一般会計補正予算(第10号)は議会初日の12月6日に議決される予定。

具体的には、一般会計補正予算(第10号)が2億1,680万円で、全世帯に5,000円から3万円を給付するエネルギー価格等高騰緊急支援給付金給付事業に1億694万円を計上したほか、子供1人当たり1万円を給付する子育て世帯物価高騰対策支援給付金給付事業に4,121万9,000円を計上した。

また、インバウンド解禁を受けて、冬のインバウンド需要取り込みに向けて、観光誘客事業として、2,000万円を盛り込んだ。3日間で妙高市内スキー場を利用できる共通リフト券2万1,000円分(7000円×3回分)を1,500セット発行する。

一方、一般会計補正予算(第11号)は、1億7,584万6,000円を計上し、えちごトキめき鉄道株式会社(新潟県上越市)への支援額の補助金や、福祉施設の光熱費などを支援する福祉施設等物価高騰対策支援事業などを盛り込んだ。

城戸市長は「新たな気持ちで市政を担うことを、この上ない光栄なことだと思う一方で、責任の重さをひしひしと感じている。妙高市は、県内ではトップクラスの財政状況だ。また、インバウンドが解禁されたので、この冬は明るい光が見えてきた。共通リフト券は、比較的滞在期間が長い外国人向けに3日間とした」と話した。

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