新潟県糸魚川市の米田市長が地すべりの現地を視察
新潟県糸魚川市で4日未明に発生した来海沢地区の地すべりについて、6日、糸魚川市の米田徹市長が地すべりの災害現場と、避難場所を視察した。
糸魚川市内の現地対策本部(釜沢生活改善センター)で地元区長の神喰重信さんと懇談した後、神喰区長とともに災害現場を視察した。
その後、米田市長が現地対策本部で報道陣の取材に応じた。
米田市長は「現実に見ると悲惨さを強く感じている。非常に大変な災害になっている。被災者からは一刻も早く復旧してほしいという声があるが、今回は雪もあり、少し時間がかかってくるのではないかと危惧している。春の耕作にも影響があるので早く方向性を示してほしいという声もあるが、天候によって左右されるので、今回は難しいところがある」と話した。
また、早急に対応するべきこととして、「全体の調査と、これ以上被害を広げない手だての2点を中心に考えなくてはいけない。また、2次災害についても考えなくてはいけない。避難者は今のところ応急の対応なので、長引いた場合、また考えなければならない」と話した。
市独自の支援策については、「被災者の支援は市が受け持たなくてはいけないので、しっかり対応していく。国、県、市の連携を取りながら対応していきたい」と話した。
その後、米田市長は避難場所である温泉旅館の権現荘を視察し、被災者と意見交換を行った。
糸魚川市によると、今後、担当大臣や新潟県の花角英世知事の視察の可能性もあるとしている。