新潟県糸魚川市の地すべり避難者が一時帰宅

避難者数37人のうち35人が一時帰宅した

新潟県糸魚川市で4日未明に起きた来海沢地区の地すべりに関して、7日、土砂が流入していない地域の住民などが一時帰宅した。

この日は、午前11時から今回の地すべりの現地対策本部となっている釜沢生活改善センター受付で始まり、避難場所となっている糸魚川市内の温泉旅館の権現荘のほか、避難している親戚・親族宅から続々と希望者が駆け付けた。

釜沢生活改善センターの職員が一時帰宅希望者に対し、「午後1時までに戻ってください。もし、サイレンが鳴ったら、すぐに帰ってください」などと話し、立ち入り許可書を渡していた。自家用車に乗ったまま手続きを済ませる希望者も見られ、災害現場へ向けてさらに県道を登って行った。

糸魚川市によると、避難者数37人のうち35人が一時帰宅した。一時帰宅者は下着や携帯電話の充電器などの生活必需品を取りに戻ったという。

一時帰宅して釜沢生活改善センターに戻った男性住民は「何も取りには行っていないが、家が無事かを確認するために行った。家は大丈夫だった」と話していた。

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