「価値ある地域の創造を目指す」新潟土地建物販売センター(新潟市中央区)川上代表、複合的住宅街「野きろの杜」(新潟市西蒲区)で「街びらきお披露目会」が開催
新潟土地建物販売センター株式会社(新潟県新潟市)、株式会社石田伸一建築事務所(新潟県新潟市)、株式会社スノーピーク(新潟県三条市)は30日、複合的住宅街「野きろの杜」(新潟市西蒲区)において、報道関係者向けの「街びらきお披露目会」を実施した。
「野きろの杜」は、新潟土地建物販売センターの川上創代表取締役が発起人となり、2019年からプロジェクトを発足。石田伸一建築事務所の石田伸一代表取締役ともにコンセプト設計や開発を進めてきた。さらに2020年5月からは、アウトドア関連用品の販売を行うスノーピークが、自然を感じる住まいや暮らしを提案する「アーバンアウトドア事業」の一環として参画した。
この日、お披露目となった「野きろの杜」は、6,600坪の広大な複合的住宅街。住民や宿泊者が交流を楽しめる「コミュニティ広場」、 34区画の分譲地と8戸の賃貸住宅からなる「住宅エリア」、ショップやイベントを通して交流が生まれる「コマーシャルエリア」、宿泊体験ができる「ゲストハウスエリア」で構成されている。
「街びらきお披露目会」では、各社代表による挨拶とテープカットセレモニーを行った後、分譲販売中の住宅地のモデルハウス「野遊びのある家」3棟や、住民やゲストの人たちがキャンプや焚火などを楽しめるコミュニティ広場「Life Site 野きろ」の内覧ツアーを実施。担当者が「野きろの杜」のコンセプトや、各施設の特徴などを紹介した。
「野きろの杜」は、人が集うことで自然発生的に交流が生まれ、自然と共に生きる暮らしの実現することなどをコンセプトとしている。街の中央にあるコミュニティ広場「Life Site 野きろ」は、540坪の広さを持ち、広場には焚火台やアウトドアキッチンも設置。弥彦山を望む田園地帯に位置する環境の中、気軽にアウトドアを楽しめ、野遊びを通して交流できる場となっている。
分譲販売においては、自然環境やコンセプトにふさわしい町並みをつくるため、建築ガイドラインを策定している。戸建て住宅の外壁には、新潟県産杉の活用を推奨する。地域内での木材資源の循環により、サスティナブルな建築の仕組みの構築を目指している。
また、外壁素材のほかにも、建物の高さや隣地境界線からの後退距離、エアコン室外機の位置やカーポート・物置の種類に至るまで、細かなルールを設けることで統一感をもたせ、時間と共に魅力が深まる美しい街をつくっていく構想を持っている。
分譲販売する区画は全34区画で、区画あたりの面積は60.5坪最大149坪までの区画を用意する。すでに3区画が予約済みとなっており、県外の人からの購入や、法人が保養施設として購入したいという引き合いがあるという。
「野きろの杜」開発の目的について、川上代表は、「『価値ある地域の創造』がひとつの目的。このようなプロジェクトは前例がなく、とても大きなチャレンジだが、不動産業として『価値ある地域の創造』に取り組むことで、より多くの皆さまに触れ、ひいては同じ不動産業の方々に展開され、それぞれの地域で価値ある地域が創造されていく。それが現時点だけではなく、未来に渡って価値ある地域となっていく展望を持っている」と話した。
今後「野きろの杜」は、2023年3月のグランドオープンを予定しており、分譲区画の販売、コミュニティ広場の造成、賃貸住宅の建設、ショップの誘致などを進めて行く。
(文・撮影 中林憲司)