新潟県上越市の風物詩、上杉謙信ゆかりの「川渡餅(かわたりもち)」きょうまでの2日間限定
新潟県上越市の高田、直江津地区できのうときょう1日の2日間限定で、上越市ゆかりの戦国武将、上杉謙信に関連するあんころもち「川渡餅(かわたりもち)」の販売が市内の菓子店やスーパーマーケットなどで行われた。1個130円(税抜き)。
「川渡餅」とは、今から約450年前の1561年(永禄4年)、上杉謙信は、永遠のライバルだった武田信玄との戦いのため出陣。その戦の前夜に兵に餅を配り、兵の士気を高め、濃霧の中、川を渡り、勝利したと伝えられている。その後、12月1日に無病息災を願い、食す風習として伝えられている。
株式会社かなざわ総本舗(新潟県上越市)では、稲田本店、南高田駅店ともに、店舗前の自動販売機でも販売された。
かなざわ総本舗の金澤一輝代表取締役社長は「上杉謙信公の逸話をもとに、以前は学校給食にも毎年出され、まさしく上越の伝統文化的または風物詩として長年にわたり親しまれ食されてきました。12月1日に食べると1年間無病息災でいられるとされることから、是非召し上がっていただき、コロナ禍やその他感染症に負けず乗り越えて欲しいと思います。11月30日に一晩神棚または、御仏壇にあげていただき、12月1日の朝召し上がっていただくのが望ましいかと思います」と話していた。