新潟県が糸魚川市で発生した地すべりの現在の被害状況を公開、信用保証協会では特別相談窓口も設置
新潟県は8日15時、4日未明に糸魚川市の西海来海沢地区で発生した地すべりの現在の被害状況を公表した。
避難状況は、地すべり発生当初に避難先となっていた西海地区公民館は閉鎖され、4日から同市の旅館「権現荘」に変更。避難世帯・避難者は4日からそれぞれ1世帯1人減少し、現在14世帯24人となった。
河川関連では、二級河川西川を渡河する市道橋(西川橋)にて、流出土砂がせき止められ、集落内に土砂が流出する状況となっている。この対策として4日夕方から集落上流端(西川右岸側)へ異形ブロックを設置開始し、8日1時に1,341個の設置が完了した。
また、6日には橋の上に堆積した土砂を撤去完了。7日からは河道内の土砂の撤去を24時間体制で実施している。
このほか、前回の被害状況から変更はない。
また新潟県信用保証協会は5日「令和3年新潟県糸魚川市における地滑りによる災害に関する特別相談窓口」を設置。今回の地すべりにより被害を受けた中小企業者の資金繰りや、今後の経営に関する相談を受け付ける。
開設時間は、祝祭日を除く月曜日から金曜日の8時45分から17時20分まで。問い合わせは、新潟県信用保証協会上越支店(025−523−7225)まで。
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