株式会社キタック(新潟市中央区)が決算発表、経常利益は前年同期比で275.8%増
株式会社キタック(新潟市中央区)は2日、2022年10月期決算(連結)を発表した。売上高は27億100万円(前年同月比6.1%増)、営業利益は7,700万円(前年同期は△700万円)、経常利益は1億3,700万円(前年同期比275.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9,000万円(同191.0%増)となった。
キタックによると、同社グループは「地質調査業」と「建設コンサルタント業」で長年培った技術力を基盤とし、防災・減災対策のほか公共インフラの老朽化対策などの業務について、受注の確保に努めるとともに「令和4年8月の新潟県の県北地域における豪雨災害」への緊急対応にも努めてきた。
当連結会計年度の受注高は、防災・減災及び社会資本整備事業などの需要増加を見込み受注計画を立て、その計画達成に向けて受注機会を増やす、顧客を拡大するなどして事業推進を図った結果、25億6,500万円(同7.2%増)となった。
セグメント別の業績は以下のとおり。
建設コンサルタント事業
完成業務収入25億1,900(前年同期比6.3%増)、売上総利益7億2,300万円(同8.4%増)。
不動産賃貸等事業
不動産賃貸等収入1億8,200万円(前年同期比4.3%増)、売上総利益6,100万円(同7.5%増)。
今後の見通し
キタックによると、今後の経営環境は、国が2021年度から「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」を実施しており、これからの確実な発注量が予想されるほか、老朽化が懸念される既存インフラの保守・点検業務も着実な需要が見込まれ、国内公共事業を取り巻く環境はおおむね堅調に推移するものと予想する。
第51期の業績見通しについては、売上高29億1,700万円(第50期27億100万円)、営業利益1億6,000万円(同7,700万円)、経常利益2億2,300万円(同1億3,700万円)、親会社株主に帰属する当期純利益1億4,600万円(同9,000万円)を予想している。