新潟県見附市で太陽光発電設備+蓄電池を電源とする災害に強いバス停の実証実験が開始

期間は来年2月28日まで

株式会社YE DIGITAL(北九州市)は、新潟県見附市が業務委託するランドブレイン株式会社(東京都)と連携し、西鉄エム・テック株式会社(福岡市)と共同開発した「スマートバス停」を用いた太陽光発電設備+蓄電池を電源とする災害に強いバス停の実証実験を、新潟県見附駅前・見附高校前のバス停でこのほど開始した。期間は来年2月28日まで。

新潟県見附市では、「地球環境問題」や「エネルギー問題」が深刻化していることを踏まえ、エネルギー転換を段階的・持続的に進めることを目的とした「見附市新エネルギー・省エネルギービジョン」が2019年に策定された。

このビジョンの中の1つのテーマ「安全・安心・エコなまちづくりプロジェクト」として、新エネルギーと蓄電池を設置し自律的な電源を備えることにより、安全・安心に暮らせる環境づくりを進めている。

このような取り組みが行われる中、ランドブレインが電源を「太陽光+蓄電池」とし災害時・停電時でも電力供給を可能とするスマートバス停を見つけ、冬場など雪で天気の優れない日が続く新潟県でも「太陽光+蓄電池」を用いてバス停を稼働することができるかを検証することとなった。

さらに、災害に強いバス停の実現に向け、行政情報や緊急災害情報などのリアルタイム発信が可能なスマートバス停でも「太陽光+蓄電池」で運用できるかを検証する。

実証実験の内容は、天気の優れない日が続く新潟県で、「太陽光+蓄電池」を電源とするスマートバス停Type-Cは稼働するか、災害情報などをリアルタイム発信できるスマートバス停Type-Bは、「太陽光+蓄電池」でも稼働するかどうかを検証する。

スマートバス停とは、デジタルサイネージにバスの運行時刻表はもちろん、その他のお知らせや広告などを表示できるバス停のことで、現在の曜日や時間帯の時刻を大きく、わかりやすく表示できるなど、利用者の利便性向上にも寄与する機能を備えている。

また、遠隔操作や公共交通機関関連情報の標準データフォーマット「GTFS-JP」連携により、時刻表作成業務の自動化が可能となり、張り替え作業が不要となるため、自治体DXの推進に大きな効果が期待されているという。

スマートバス停

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