東京銀座の人気イタリア料理店オーナーシェフ落合務氏とコラボレーション、岩塚製菓株式会社(新潟県長岡市)が新商品「RISOUNO!(リゾーノ!)」完成お披露目会を開催
岩塚製菓株式会社(新潟県長岡市)は10日、東京都内にて、銀座のイタリア料理店「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」のオーナーシェフ落合務氏が監修した新商品「RISOUNO!(リゾーノ!)」のお披露目会を開催した。
新商品「RISOUNO!(リゾーノ!)」のお披露目会は、東京都の紀ノ国屋インターナショナル(青山店)と、渋谷スクランブルスクエア店の2会場でポップアップストアを出店し開催。この日、初のお披露目となった3種類の「RISOUNO!」を、落合シェフが店頭に立ちPRを行った。訪れた来店客は「RISOUNO!」の試食を手に取り、味や食感の違いをたのしんだり、購入したりする様子が見られた。
「いらっしゃいませ!おせんべいの試食を行っています。いかがでしょうか?」
11時。紀ノ国屋インターナショナルの食料品売り場内に設けられた「RISOUNO!」販売スペースで、落合シェフが来店客へ呼び掛けた。全3種類から1枚ずつ用意した試食用の「RISOUNO!」を乗せたトレイを落合シェフが持ち、来店客一人一人に声をかける。
来店客は次々と手を伸ばし、「RISOUNO!」の試食を楽しんだ。「RISOUNO!」を食べた来店客は、「おいしいです。お酒に合いそう」「ちょうどいい味の濃さ、止まらなくなりそう」などと感想を口にした。また、イタリアの人の来店があり、落合シェフから受け取った「RISOUNO!」を食べ、「ブラボー!グラッチェ!」と話し、笑顔を見せた。
日本のお米100%にこだわり米菓を製造販売する岩塚製菓は、日本の伝統ある食文化を世界に広め、人々に喜びを提供したいという想いから企画し、落合シェフにコラボレーションの声をかけた。食を通して日本とイタリアの架け橋となり、常に新たな食文化の創造にチャレンジする落合シェフは、岩塚製菓からのオファーを快諾し、商品開発に取り組むこととなった。
岩塚製菓と落合シェフは、日本のお米とイタリア料理が融合した「新しいBEIKA(米菓)」を開発すべく、商品開発ミーティングを幾度となく重ねた。開発開始から約1年9ヶ月の歳月をかけ、3種の「RISOUNO!」が誕生。この日、一般販売に先駆けた初のお披露目と、限定販売を開始した。
商品名の「RISOUNO!」は、イタリア語で「お米」を意味する「RIZO」と、「楽しく、美味しく!」を意味する「BUONO!」を掛け合わせて名付けた。チーズと黒胡椒のカチョエペペ風、にんにくと唐辛子のペペロンチーノ風、バジルとにんにくのジェノベーゼ風の3種類をラインナップする。日本のお米100%の生地をベースに、イタリア料理の味わいに仕立て、ワインにもあうおつまみに仕上げた。3種はそれぞれ形、食感、香りが異なり、イタリア料理の味わいを米菓に表現している。
岩塚製菓とのコラボレーションを行うにあたって、落合シェフは、「炭水化物はイタリア料理でも得意分野なので、米菓はオッケーだろうと考えた。逆にパスタではない分、小麦粉を使わないため、アレルギーの人でも大丈夫で、どなたでも召し上がっていただける素材。(商品開発は)パスタという方向性で考え、今回の3種類になった」と話した。
また、開発過程においては、一度ほぼ決定するところまで進んだ段階で、落合シェフが食材の再検討の提案を行ったという。それを受けた岩塚製菓の担当者は、落合シェフの意向を商品に反映するべく、試行錯誤を重ねて取り組んだエピソードを披露した。
新しい米菓(BEIKA)として誕生した「BUONO!」。落合シェフは、米菓とイタリア料理の組み合わせには可能性を感じると語る。「果たして何が合うのかと考えたとき、『香り』を追求していかないと味として残っていかない。いろいろな『香り』のある食材を使いながら、おせんべいに映せていける。そういう可能性はあると思う」(落合シェフ)と話した。
新商品「RISOUNO!」は、10日より、東京都内3カ所(紀ノ国屋インターナショナル 青山店、グルマンマーケット紀ノ国屋 渋谷スクランブルスクエア店、オモ紀ノ国屋 エキチカ表参道店)と、岩塚ネットショップなどで限定販売を開始する。その後、2023年2月6日より一部商品がコンビニエンスストアにて先行販売を行ったのち、3月6日に一般販売を予定している。参考小売価格は、税込250円前後での販売となる。
(文・撮影 中林憲司)
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