来年度も「うみまちアート」を開催へ 「うみまちミーティング4th」新潟県上越市の直江津学びの交流館で開催
「うみまちミーティング4th」うみまちアートで上越を元気にする会が8日夜、新潟県上越市の直江津学びの交流館で開かれ、来年度も「うみまちアート」を開催する方針であることが発表された。
うみまちアートは2021年に上越市主催で、直江津地区でアートイベントを実施したが、経費の問題などで賛否両論が出たこともあり、2021年10月末に初当選した中川幹太市長が中止を宣言した。今年は「アートでなおえつを元気に」をコンセプトに、なおえつうみまちアート実行委員会主催で市民主体のイベントとして、8月20日から9月25日まで展開された。上越市、上越市教育委員会、上越商工会議所が後援した。
8日の会合では、今年の実施報告のあとに振り返りが行われた。作家作品が17点ほど、中高生など市民の作品が148点が展示され、来場客数は2,929人だった。
その後、今後の取り組みについて意見交換が行われた。参加していた富山大学の女子大生は「昨年と比べると、連携が幅広い。訪れるきっかけになったと思う」と話した。
実行委員長の重原稔氏は「市民主体、みんなが主役になるようなイベントを作り上げたつもりだ。直江津は元々直江津祇園祭があり、コミュニティがしっかりしているので、みんなが直江津のことを考えれば大きな力になる。地域の人が自慢できる地域でなければ、外から人が来てくれない」と話した。
事務局の安田佳世上越市議は「直江津の人間としては、直江津が賑わってくれればいいなと思う。『直江津っていいところだね』というふうに、地域の人たちにも気づきが出始めたこともあったので、いいことだと思う。議員としてではなく、一市民として活動している」と話していた。