新潟県長岡市出身の落語家・故林家こん平氏への県民栄誉賞授与のため同市の磯田市長が花角知事へ要望
新潟県長岡市の磯田達伸市長は15日、同市出身で昨年12月に死去した落語家の林家こん平氏への県民栄誉賞の授与を求めて花角英世知事へ要望書を手渡した。
林家こん平氏は1943年3月、長岡市旧刈羽郡千谷沢村に生まれ、千塚中学校卒業後に初代林家三平氏に入門。日本テレビ「笑点」の大喜利での活躍のほか、1988年から落語協会理事を務め続けたことでも知られる。
磯田市長によると、長岡市内では以前より地元を中心に、こん平氏の功績へ対する顕彰を求める声が挙がっており、4日の県議会一般質問でも地元議員からこん平氏への国民栄誉賞授与が提案されたことから、今回長岡市としても栄誉賞を要望することとなったという。
花角知事は要望書を受け取りながら、「笑点」などで笑いを届けるこん平氏を偲び「(こん平氏の数々の)功績にどういった形で応えることができるか、早急に検討していきたい」とコメント。
磯田市長は要望書提出後の取材にて「まだ新潟県やコシヒカリなどが全国的なブランドとして確立していない頃から『チャーザー村のこん平だ』と大きな声で新潟の魅力を発信していただいていた。現在コロナ禍で自粛が続く中、こん平師匠の大きな声を思い出して元気を出していくことに繋がれば」と話した。