燕三条地場産業振興センターが26日から「GINZA SIX」にポップアップストア
ポップアップストアという形態にも注目
(公財)燕三条地場産業振興センター(三条市)は明日26日、銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」の4Fに<新潟・燕三条の商品で囲まれる生活>をコンセプトにしたポップアップストア「燕三条スタイルショップ」を開く。自治体・公設団体の運営する店舗がGINZA SIXへ出店するのは初の取り組みとなる。出店期間は来年1月15日まで。
「テーブルウェア(酒器含む)」、「キッチンツール」、「ビューティーツール」を中心に、使う人のよりよい生活を創るための道具を取り揃えている。また商品の販売だけでなく、職人による「スプーンの研磨、包丁研ぎ・名入れなどの実演」を行うほか、開発酒器を使い三条市のお酒と燕市の甘酒の「振る舞い酒」を行なう。
いま、地方の人口減少を背景に、地方の企業、とくに飲食チェーンは、東京や海外に進出している。だが、高い賃料や、地の利のなさなどから、撤退を余儀なくされる企業も少なくない。そんななか、期間限定の店舗であるポップアップストアに注目が集まっている。これならば、リスクを抑えながら、新市場における消費者の反応やマーケィングなどを行える、今年11月にも、糸魚川市の女性たちが立ち上げたブランド「むすびいと」を販売するポップアップストアが東京・代官山にあるライフスタイルショップ 「TENOHA&STYLE STORE」内にオープン。期間は4日間で、糸魚川産の木と翡翠(ひすい)のアクセサリー、コースター、おくるみストール、日本酒、ナスのジャム、酒粕キャラメルジャム、焼き菓子など糸魚川の特産品を活用した商品を販売していた。
ちなみに、「表参道・新潟館ネスパス」(東京都渋谷区)や、「ブリッジにいがた」(東京都中央区、HPによると1月9日から利用者の募集を開始)にも展示販売スペースがあるとか。