新潟県糸魚川市のサポートチケット実行委員会が飲食店など支援の糸魚川サポートチケットを発売
新潟県糸魚川市の糸魚川商工会議所などで構成する糸魚川サポートチケット実行委員会は16日、市内のヒスイ王国館で記者会見を開き、新型コロナウイルスの影響で苦戦する飲食店などを支援する「糸魚川サポートチケット2021」の申し込みを17日から開始すると発表した。
糸魚川サポートチケット2021は、市内の飲食店などで構成する糸魚川うまいもん会などが昨年6月に発売した糸魚川サポートチケットを拡充したもので、昨年同様、応援したい店舗を指名買いし、購入代金を前渡しするというもの。購入した人の氏名を各店舗に知らせるため、前払いで店への応援の気持ちを伝えることができ、新型コロナウイルスが落ち着いてからチケットを利用できるというプロジェクトだ。
糸魚川サポートチケット2021は、30%のプレミア付きで1枚1,300円を1,000円で販売し、1人20枚(実質2万6,000円分)まで購入することができる。対象店舗は飲食店や美容室、米店、温泉旅館など市内204店。プレミアム分は今回から実行委員会に入った糸魚川市から250万円の予算が出ている。購入対象者は糸魚川市民に限定しないが、販売期間に糸魚川市内の販売場所に来られる人としている。
チケットの購入は事前申し込みが必要となり、申し込み期間は17日から30日までで、インターネットかまたは、はがきでの申し込み(30日必着)となるが、先着1万枚となる。販売期間は4月6日から4月19日で、販売場所は糸魚川信用組合本店など市内8か所。支払いは現金のみ。利用期間は4月6日から9月30日まで。
糸魚川サポートチケット実行委員長で株式会社三愛旅行社代表取締役の片山良博氏は「コロナ禍で落ちている経済を支援し、活性化させたい。店舗指名型の顔が見える支援であり、相互扶助の精神だ。今回は204店舗も集まった。それだけ厳しいということで、これに賭けているということもできる。チケットはすぐに売り切れるだろう」と話した。