モスバーガーが新潟県産ル レクチェを使用したシェイクを全国で発売開始

「まぜるシェイク ル レクチェ」

全国にハンバーガーチェーン「モスバーガー」を展開する株式会社モスフードサービス(東京都)は、同社のオンライン記者会見で、新潟県産の「ル レクチェ」を使用したシェイク4月1日から全国のモスバーガー店舗(一部店舗を除く)にて発売することを発表した。今年の2月からスタートした、全国の地域食材を使用したご当地「まぜるシェイク」シリーズの第2弾となる。

同社では、日本で生まれたハンバーガーチェーンとして、日本各地の食材や特色を活かした全国一律ではない魅力ある商品づくりを行っているという。昨年も「地元愛」をテーマに、各地の産地支援や、地域活性化・地産地消を応援する取り組みとして、地域の特産を使った「まぜるシェイク」を地域限定で販売した。そこで今年2月より、各地域の名産品を全国に周知させるとともに、新型コロナウイルスで出荷数が減少傾向にある産地や生産者を応援する取り組みとして、全国8エリアのリレー企画を行った。

この企画は、各エリアからご当地食材を1つずつ選び、「まぜるシェイク」(計8商品)を全国のモスバーガー店舗で販売する企画で、第1弾では、近畿エリアの和歌山県産「紀州南高梅」と中国エリアの鳥取県産「二十世紀梨」を使用したシェイクを販売。地元はもとより全国各地で好評だったため、販売期間より早く終売するほどの反響だったという。

第2弾となる今回は、北陸エリアから新潟県産ル レクチェを使用した「まぜるシェイク」のほか、東海エリアから愛知県産ベニほっぺを使用した「まぜるシェイク」が発売される。

4月から発売されるル レクチェのシェイクと共に発売される「まぜるシェイク ベニほっぺ」

「まぜるシェイク ル レクチェ」は、新潟県産のル レクチェを使用したソースにモスバーガーで販売されているバニラシェイクを合わせたシェイク。今回はル レクチェを丸ごと使用することで香りを逃さずソースに仕上げた。また、昨年8月に本商品を新潟県内限定で販売した際には、想定を上回る1万5千杯を売り上げた人気商品となった。

ル レクチェは1905年に新潟市の農家・小池左右吉氏がフランス・オルレアンから苗木を取り寄せたのが始まりで、100年以上もの間栽培され、新潟の特産品として愛され続けている。芳醇な香りと高い糖度、とろけるような舌触りが特長の洋梨である。栽培が難しく生産量が限られているため、「幻の西洋梨」「西洋梨の貴婦人」とも呼ばれている。

新潟県産ル レクチェの生産者であるヤマヨ果樹園(新潟市南区)の小柳氏が今回のモスバーガーの新商品「まぜるシェイク ル レクチェ」が発売されることを受け、ビデオメッセージでコメントを発表。「このシェイクを飲んで、ル レクチェはどんなに美味しいのだろうと想像していただいて是非生の果実を一人でも多くの人に食べていただきたいと思う」と話した。ビデオメッセージ上で実際に販売されるシェイクを試飲し、「ル レクチェの素材そのままを味わえる、すっきりとしていて美味しい」と感想を述べていた。

このご当地「混ぜるシェイク」はSサイズ310円、Mサイズ380円で4月1日から5月中旬の間販売される。

また、モスバーガーでは「まぜるシェイク ル レクチェ」「まぜるシェイク ベニほっぺ」のほかにも、国産生野菜を挟み、北海道産コーンのソースを使用したハンバーガーの「クリームチーズベジ〜北海道産コーンのソース〜」が新商品として4月から発売される。

「クリームチーズベジ〜北海道産コーンのソース〜」

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