新潟大学と東北地区の7国立大学が「東北創生国立大学アライアンス」を創設
新潟大学(新潟市西区)と東北地区の7国立大学(弘前、岩手、東北、宮城教育、秋田、山形、福島)が17日、「東北創生国立大学アライアンス」の創設を発表した。それぞれの大学の個性・特色を活かして、優れた教育・社会貢献活動を連携させ、地域のイノベーション創出と地域経済の発展を担う人材育成に貢献するためのプラットフォームの創出を目的としている。
アライアンスは、まずは「数理・データサイエンス・AI教育」に関する連携からスタートし、各大学の取組やノウハウの情報共有を行いながら、大学間で活用できる教育コンテンツの提供やカリキュラムの共同開発を実施していく予定である。
なお、人口減少をはじめ、東北が直面する各種課題に対応するため、東北の産学官金(企業・大学・官公庁・金融機関)のトップが一堂に会して議論する場である「わきたつ東北戦略会議」とも連携することで課題解決に向けたアライアンスの拡張も検討していくという。
今回のアライアンス創設で産学官連携のプラットフォームを構築することにより、人材育成・研究・地域連携等で相乗効果を発揮するほか、Society5.0(※)を牽引・実装することができ、地域のイノベーション創出と地域経済の発展を担う多様な人材を育成することが期待される。
(※)「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」と内閣府の『第5期科学技術基本計画』にて定義。