新潟市内で医療機関職員や飲食店従業員を含む計9人の新型コロナウイルス新規感染者を確認

新潟市保健衛生部の野島晶子部長

新潟市は18日13時30分、中央区、東区、南区、北区で市内498例目から506例目となる新型コロナウイルス感染症患者が計9人確認されたと発表した。

新規感染者9人の内訳は、中央区で4人、東区で2人、南区と北区で1人づつ、中央区滞在中が1人。現時点で感染経路が特定できていない患者は3人。

新規感染者の多くが既存患者の家族や友人であり、直近数日の間は新潟県でも同様の感染拡大が続いていることから新潟市保健衛生部の野島晶子部長は「インフルエンザであれば発症から感染拡大リスクが増加するが、新型コロナは発症前から人へ移してしまう危険性がある。そのため家族内感染は対策が難しいが、少しでもリスクを抑えるためにも違和感を感じた時点で対策の徹底をしてほしい」と話す。

 

患者の詳細について

498例目は中央区在住で団体職員の40歳代男性。既存の患者などとの接触などは確認されておらず、感染経路は現在不明。14日に喉の痛みを覚え、15日に市内医療機関を受診してPCR検査を実施。陽性が判明した。18日中に宿泊医療施設へ入所予定である。濃厚接触者は家族など5人。

499例目は中央区在住で医療機関職員の50歳代女性。17日に発表された495例目の男性(中央区在住の会社役員)の同居家族で、17日に濃厚接触者として市内医療機関で検査した結果、陽性が判明した。18日中に市内協力病院へ入院予定である。濃厚接触者は同居家族1人。

500例目は中央区在住で医療機関職員の20歳代男性。前述の499例目の女性が勤める医療機関も含め、これまで発表された医療機関の職員ではなく、感染経路は現在不明。15日に39度台の発熱と咳の症状が発生市、16日に市内医療機関を受診。17日に陽性が判明した。18日中に宿泊医療施設へ入所予定である。濃厚接触者は友人2人。

501例目は東区在住で会社員の30歳代男性。11日に発表された467例目の女性(東区在住のパート職員)の同居家族。12日に行ったPCR検査では陰性と判定されていたが、15日から咳や発熱の症状が現れ、17日に改めてPCR検査を行った結果陽性となった。18日には市内の協力病院へ入院する予定。新規での濃厚接触者は0人である。仕事により県外との往来歴があるものの、467例目の発症時期などの関係から、県外で感染したかは不明である。

502例目は市内滞在中で会社員の50歳代男性。489例目の女性(中央区在住の学生)の別居の家族で、普段は県内の別地域に在住し、陽性判明前に同患者の家に滞在していた。17日に濃厚接触者としてPCR検査を受け陽性が判明。現在は喉の違和感の症状があり、市内協力病院へ入院予定。なお、新規での濃厚接触者は0人。

503例目504例目はともに489例目の友人の学生。それぞれ、南区在住の20歳代女性と北区在住の10歳代女性。17日に濃厚接触者として検査をして陽性が判明し、18日に宿泊医療施設へ入所する予定である。濃厚接触者は、家族など計7人。3人は発症前に複数人での飲食店での会食をしていたが、ほかの接触者については全て陰性と判定されている。また、学校へ行く機会はあったものの、授業は終了していたことや短時間のみの滞在であったことから、学校での感染拡大の可能性は低いと見られている。

505例目は東区在住でパート従業員の40歳代女性。17日に発表された494例目の女性(東区在住無職)の濃厚接触者。17日にPCR検査で陽性が判明し、18日には市内協力病院へ入院予定。新規での濃厚接触者は0人。

506例目は中央区在住で飲食店従業員の30歳代女性。現時点では感染経路は不明。17日に39度台の発熱があり、市内医療機関でPCR検査を受けた結果、18日に陽性が判明した。濃厚接触者に関しては現在調査中。

 

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