新潟市立白山小学校の卒業生へ日本アニメ・マンガ専門学校生による黒板アートがプレゼント
新潟市立白山小学校(新潟市中央区)では19日の卒業式に際して、同区の日本アニメ・マンガ専門学校(JAM)の学生有志による黒板アートが卒業生へプレゼントされた。
JAM学生有志による卒業記念黒板アートのプレゼントは今年で5回目。カリキュラムの変更に伴って他年度よりも学校行事が少なくなってしまった2017年卒業生へ宛てたサプライズプレゼントがきっかけとなり、以後毎年実施されている。
今年はJAMの学生15人が参加。以前から白山小学校の職員と画題の相談とリハーサルを重ね、卒業式前日の18日、3時間以上の時間をかけて6年1組と2組の黒板へイラストを描いた。JAMの学生たちは、黒板の大きさや色の反転という普段とは異なる環境に苦戦したと話す。
今年度の卒業生は、白山一帯の観光マップ製作や、新型コロナウイルスの影響により新潟まつりの花火大会が中止したことを受け、花火のイラスト作品で古町通りを彩るなど、地域活動を盛んに行ってきたという。黒板アートには、そうした卒業生の歩みをモチーフに取り入れている。
実際に黒板アートを描いたJAMの学生は「教室へ入った卒業生たちが『なんだこれ!すごい!』と声をあげる様子を見て嬉しく思った。将来は人に喜んでもらえるイラストを描きたいと考えていたので、こうした経験ができたのはとても良かった」と話した。