新潟県が新潟市などと連携し乳幼児への新型コロナワクチン集団接種の実施を発表、若年層での感染増加を受け
新潟県は14日、県庁で記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染状況を報告するとともに、新潟市などと連携した乳幼児への新型コロナワクチンの集団接種の実施を発表した。
新潟県内の感染者数は、10月中旬ころから前週比を上回っており、14日の感染者数は水曜日で過去最多となる3,991人となるなど、8月の過去最高の4,006人に迫る勢いをみせている。
今月6日から12日までの年代別での感染状況は、10歳未満から10歳代の感染が全体の34%を占めており、若年層で感染が増えている。また、感染経路については、家族からの感染が全体の30%を超え、若年層の感染者から親世代や高齢者へと波及している事例が見られるという。
これらの感染状況を受けて新潟県は、新潟市、新潟市医師会、新潟大学医学部小児科学教室と連携し、乳幼児の新型コロナワクチンの集団接種を新潟市内にて実施することを発表した。
接種対象は生後6か月から4歳で、新潟県内に住民票があり、各市町村が発行する接種券を持つ人。接種するワクチンは、乳幼児用ファイザー社ワクチン。3回の接種が必要で、1回目の接種日程が1月8日と9日で、会場は桜木ショッピングセンター(新潟市中央区女池南1丁目7-16)にて実施する。
接種予約は接種日の2日前までで、15日8時30分から予約受付を開始する。
新潟県感染症対策・薬務課の昆伸二課長は、「最初に学校や幼稚園で感染し、それが家庭内で感染する事例が大変多くなっている。そういったことから乳幼児のワクチン接種が始まりまったので、是非ワクチン接種を検討いただきたい」と話し、県民へ呼び掛けた。
【関連サイト】
新潟市・新潟市医師会・新潟大学医学部小児科学教室・新潟県で連携し、乳幼児(6か月~4歳)の新型コロナワクチンの集団接種を実施します(新潟県ホームページ)