【写真コラム】越後の龍上杉謙信を祀った神社が新潟県上越市に、上越市出身の童話作家小川未明の父によって創建された春日山神社
越後の龍、上杉謙信を祀った神社が謙信の出身地である新潟県上越市の春日山にある。春日山は謙信が居城にした山城である。
公益社団法人新潟県観光協会(新潟市中央区)のホームページによると、春日山神社は山形県米沢市の上杉神社より分霊され、謙信公を祭神に祀った神社で、明治34年(1901年)に、上越市出身の童話作家・小川未明の父である小川澄晴によって創建された。同じく上越市出身で日本近代郵便の父・前島密も援助したといわれている。
直線的でがっしりとした神明造の社殿は見応えがあり、境内に隣接する春日山神社記念館には、謙信公の遺品・資料などが展示されている。
また、小川未明の「雲のごとく」の詩が刻まれた石碑や、童話をモチーフにした石像なども見ることができる。
春日山神社まで来るのであれば、冬期間は無理だが、脚力に自信があれば春日山の頂上の本丸まで登ってもらいたい。その眺望を眼にすれば、一瞬にして謙信がいた戦国時代までタイムスリップできるかもしれない。