上越ケーブルビジョン株式会社(新潟県上越市)がエフエム上越株式会社(新潟県上越市)を継承、雇用・番組は継続
上越ケーブルビジョン株式会社(新潟県上越市)は25日、総務省信越総合通信局(長野県)に無線局免許承継申請をし、エフエム上越株式会社(新潟県上越市)所属のコミュニティFM放送局などの無線局の免許人の地位の承継について、同日付けで許可を得たと発表した。電波法に基づく手続きとなる。
上越ケーブルビジョンは4月1日から従来からのFMみょうこうと、エフエム上越の2局を運営し、従来の旧新井市に加えて、新たに上越市を中心とした6万世帯19万人をカバーすることになる。
上越ケーブルビジョンの担当者によると、エフエム上越の従業員は希望者のみ雇用を継続し、スタジオもこれまで通り使用する。番組もコミュニティ放送と上越市からの防災情報の放送は継続される。なお、エフエム上越は会社を清算し、上越ケーブルビジョンはエフエム上越の負債は引き継がないという。
エフエム上越をめぐっては、新潟県上越市が経営不振を理由に今年2月に、エフエム上越の事業を4月1日で上越ケーブルビジョンに無償譲渡すると市議会総務常任委員協議会で明らかにされていた。
エフエム上越は、上越市の一部などを放送エリアとするコミュニティーエフエム局で、1999年に上越市が51%にあたる2,550万円を出資して設立された。
なお、上越ケーブルビジョンは1984年設立の上越市、妙高市を事業エリアとするケーブルテレビ局で、2015年にFMみょうこうを開局、2016年にネットコンテンツの上越妙高タウン情報を開設している。