「第31回ヤンマー学生懸賞論文・作文」の大賞に新潟医療福祉大学の学生を選定
ヤンマーホールディングス株式会社のグループ会社であるヤンマーアグリ株式会社(大阪市、YAG)は、「第31回ヤンマー学生懸賞論文・作文」において、優秀作品として論文13編(大賞、特別優秀賞、優秀賞)、作文13編(金賞、銀賞、銅賞)を決定し、大賞に新潟医療福祉大学社会福祉学部社会福祉学科4年の遠藤菜夏さん、福原早友美さん、丸山華奈さんの論文「教育産業に参入する『畑の共生教室』ー食農福教育プログラムの開発」を選定した。
ヤンマーアグリは、次世代を担う若者たちに農業の未来について広く自由な観点で論じてもらうことを趣旨として、1990年より「学生懸賞論文・作文募集事業」を実施している。今年度は、「”農業”を”食農産業”に発展させる」をテーマとした論文・作文の募集を行い、農業に対する夢があふれる論文44編、作文406編が寄せられた。
福原さんらは、共生型農園を活用した食農福教育プログラムを開発し、教育産業への参入の有用性及び参入に向けての課題抽出を目的として、専門ゼミナールでの農福連携研究を通して福祉の根幹である「共生社会の実現」について深く考え、研究を行ってきた。
具体的には、学生の小さな畑で、精神障害を有する無類に優しい農園長たちに教えを請いながら、「共生」の意味を研究し、自分事として感じられるようになったという。そして、その体験を「未来を担う子供たちにも」と、食農教育に福祉マインドを組み合わせた新しい教育プログラムを本気で考えたという。
福原さんは、「このたび大賞を頂きまして、喜びと驚きの気持ちでいっぱいです。ゼミ教諭の原口先生をはじめ、たくさんの方々にご尽力いただき、大賞という素晴らしい賞を頂くことができました。これを励みに今後も研究を続けていきたいと思います」とコメントを寄せている。