新潟県教育委員会が、生徒の成績に対し公平さを欠く対応を行ったとして教職員を懲戒処分
新潟県教育委員会は27日付で、特定の生徒の成績を変更する公平さを欠く対応を行ったとして、下越地方の高等学校の50歳代の男性教頭を戒告処分とし、加えて、管理監督責任を果たしていなかったとして、同校の50歳代の男性校長を文書訓戒処分としたことを発表した。
50歳代の男性教頭は6月、前年度の実技系科目の成績に関する保護者からの問い合わせに対し管理職として対応。その際、当該科目の授業担当者の成績評価に不十分な点があり、正当な評価ができていなかったと考え、保護者から問い合わせのあった生徒の成績だけを変更するといった公平さを欠く対応を行った。
また、その後8月に、ほかの保護者からの問い合わせにより、前記の対応以前に、前年度から行っていた当該科目の成績評価制度が不適当なものとなっていることが判明。当該科目の選択者全員の成績をあらためて訂正しなければいけない事態を招いた。
教育委員会は、この事態を受け、50歳代の男性教頭を信用失墜行為(事務処理の不適正)として、27日付で戒告処分とした。
加えて、同校の校長として管理監督責任を果たしていなかったとして、50歳代の男性校長を27日付で文書訓戒とした。