新潟県妙高市企画政策課長兼SDGs推進部長の葭原利昌氏が新潟大学で講義を実施
新潟大学では、SDGsに対する理解を深め、社会問題、地域課題を解決するために必要となる思考やスキルを身に着けるため、人口が減少する地域の人との関わりの中で、社会性や主体性、問題解決能力の向上を図ることを目的に、令和4年度から村山敏夫准教授が「SDGs入門実習」の講義を今秋から開始した。
主に毎週月曜日に講義を行っている中、26日には入門実習を希望している学生約170人が、妙高市の葭原利昌SDGs推進部長による行政現場視点からのSDGs講義をオンライン受講した。
「妙高市のSDGsマインド ~3万妙高家族の笑顔と地球の笑顔を目指した取組~」と題した講義では、動画なども交えながら、妙高市の紹介や現在の行政課題などを説明した後に「SDGs未来都市」を目指した理由や未来都市の責務としての市内でのSDGs実践事例、さらには推進条例の制定などの具体的な取組内容を紹介した。
講義の終盤では、市内でSDGs教育を行うねらいやコンセプトの最終目標の形は「将来を担う人材育成」であることを強調。そして、これからの時代を乗り切っていくためには「官民共創によるまちづくりを推進する」ことが重要であるといった、今後の展望やまとめがあり、「何事にも果敢に挑戦する妙高市を応援してほしい」という大学生向けの言葉で講義は締めくくられた。
なお、今後も妙高市と新潟大学では、実際に妙高を舞台にしたフィールドワークの実施などSDGsを通じた連携を行っていく予定としている。