【再掲載】バイオポリ上越(新潟県上越市)、CFO(最高未来責任者)に小学6年生の佐藤悠雅さんが就任

CFO(最高未来責任者)に就任した、小学6年生の佐藤悠雅さん

株式会社バイオポリ上越(新潟県上越市)はこのほど、CFO(Chief Future Officer:最高未来責任者)に、新潟市在住で小学6年生の佐藤悠雅(さとう ゆうが)さんを決定し、第1回会議を開催した。

バイオポリ上越は、石油の節約やCO2の排出削減を目指し、米などのバイオマスを利用したプラスチック製品を製造。また、様々な自然素材からプラスチック樹脂をつくる研究も重ねている。同社では6月20日に、「未来を持続可能な形に変えていくために、未来社会の主人公である18歳以下の方限定」でCFOの募集を開始していた。

CFOの職責は「プラスチックが目指すべき社会変革の方向、当社が作るべき製品など、より良い未来を創るための提言」であり、待遇は非常勤役員。任期は6ヶ月。

今回、初代CFOとなった佐藤さんは現在小学6年生。新潟ジュニアドクター育成塾3期生に入塾し、マスタープログラム修了後、40人から10人が選抜されるドクタープログラムに選抜合格。プラスチック問題に関心があり、海洋プラスチックの現地調査や魚の解剖による海洋生物のプラスチック汚染調査などを行う。

現在は、魚が体内に取り込んだマイクロプラスチックを目視で確認できるようにするための魚の透明化の研究を行っている。ほかにも、生分解性プラスチックを作る実験など、自主的に環境問題解決のための研究に日々取り組んでいるという。

佐藤さんは今回の就任について「CFOとしてバイオマスプラスチックの新素材の提案、PR活動、自然との共生を実現する社会の在り方について提言していきたい。将来は(バイオポリ上越の)武田豊樹社長のように環境問題を現実的に解決し、自分の得意分野で世界平和などに具体的に貢献できる人材を目指したい」とコメントしている。

 

【関連記事】
4年間無給でアリや雑草も食べた株式会社バイオポリ上越(新潟県上越市)の武田豊樹代表取締役社長、4年間で黒字達成(2022年1月26日)

バイオマスプラスチック製造のバイオポリ上越(新潟県上越市)がセイコーエプソンや東京大学などと新たなバイオマスプラスチック「パラレジン」開発へ(2021年6月28日)

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓