新潟市内の各種交通機関、帰省客や旅行客は昨年より増加か【新潟駅前、万代シティバスセンター、佐渡汽船ターミナル、新潟空港】
年末を迎え人の往来が多くなった30日の新潟市。市内の各種交通機関では帰省客の姿が多くみられた。
新潟駅前のバス乗り場には、荷物を持った利用客が列を作り並んでいた。駅前に混雑した様子はなく、帰省客と旅行客は順調に足を運んでいた。
利用客に話を聞くと、関東から新潟に旅行に来ているという利用客や、県内の旅行力の帰り道で自宅に帰って正月を迎えると話していた。旅行客の中には、「職場のある東京都から山形県に行って、新潟に来た。これから、実家のある大阪府に帰省する」と話す利用客もいた。
万代シティバスセンター(新潟市中央区)でも、目立った混雑はなく、買い物袋を抱えた家族連れや談笑する若年層が多くみられた。
「新潟市東区から買い物に訪れている」という人や、「長野県から新潟県に訪れていて、翌日に長野県へ帰って正月をゆっくり過ごすつもり」と話す人もいた。
万代シティバスセンター内の店舗に話を聞く、「帰省客か、これから帰省する人かはわからないが、大きな荷物を持った利用客が多い。非常に多くの顧客が訪れている」と繁盛している様子だった。各々の利用目的を持った客が厚手の服装に身を包み、歩みを進めていた。
佐渡汽船ターミナル(新潟市中央区)では、12時35分発両津港行きのカーフェリーに、多くの乗船客が列をつくっていた。
佐渡汽船の職員によると、昨年と比較すると利用客は間違いなく増えているとのことで、「乗船客の列の長さは倍以上ありそうだ」と話した。
13時30分ころの新潟空港は、混雑している様子は見られず、何組かの帰省客がロビーやお土産売り場を利用していた。お土産売り場の担当者によると、人出は昨2021年末よりは多いとのことで、昨日(29日)が新潟空港利用客数のピークだったという。
新潟空港では2023年1月17日から、約3年ぶりとなる国際線(台湾便)の運航再開を決定している。国際線の再開により、2023年は新潟空港のさらなる利用客増加と、県内の観光需要の盛り上がりに期待が高まる。
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