それぞれの希望や期待、そして不安を胸に 2023年新しい年の幕開け(新潟県長岡市)

大型ビジョンに映しだされるカウントダウンが「ゼロ」になると、集まった市民は一斉に歓声を上げた

シティホールプラザアオーレ長岡(新潟県長岡市大手通1)では12月31日、新年の幕開けを祝おうと、多くの市民が集結した。3年ぶりに開催の運びとなった「街なかカウントダウン」である。

大型ビジョンに30秒前からカウントダウンがスタートすると、人々の気持ちが次第に高揚していく様子が伝わってきた。20秒前を経て、10秒前になると、人々の緊張は最高潮に達した。「3,2,1,0…」と、日付が変わると、会場内のあちこちから、歓声が沸き上がった。

カウントダウンに参加した新潟県長岡市内在住の女性(40代)は、「(2022年は、)微妙な年だった。カウントダウンも含め、何もかも3年ぶり。お祭りも戻ってきたことだし、(2023年は、)ちょっとは楽しめるかな」と期待に胸を膨らませている様子である。一方で、「(新型ウィルスの)感染が収まればいいですけどね」とやはりウィルス禍の心配は隠せない。

参拝客が集う平潟神社

一方、新潟県長岡市内にある平潟神社(新潟県長岡市)でも、多くの二年参りと初詣の参拝客で賑わっていた。市内に住む50代女性は、息子と一緒に、同神社に初詣にやってきた。「昨年は、個人的にはいいこともあればよくないこともあった。流れに任せて流されてきた部分があった」と振り返る。「(今年は、)自分でしっかりと問題に向かっていきたい。いままでよりも一歩進んだ年にしたい」と、新年への抱負を語った。傍らにいた息子(20代)は昨年、就職を機に神奈川県へと引っ越した。今回は帰省して、母親とともに、初詣に参加したという。「昨年は忙しさに忙殺されて、仕事と自分のプライベートとの両立が難しかった」とし、「今年は社会人2年目として、変化を恐れずに挑戦したい」と、力強く抱負を語った。

2023年は果たしてどんな年になるのだろうか?それぞれの願いや想い、期待や不安が交錯する新年の幕開けとなった。

境内で並んで順番を待つ参拝客

おみくじ売り場に殺到する参拝客たち

(文・撮影 湯本泰隆)

 

 

 

 

 

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