古町芸妓が古町神明宮(新潟市中央区)へ新春の舞を奉納、ポストコロナの需要回復願う

新潟市中央区の古町を拠点に活動する古町芸妓は4日、古町神明宮を参拝し、新年を祝う舞を奉納した。

古町芸妓による新年の祈祷と舞の奉納は、古町芸妓の仕事はじめの日に行われており、今年で8回目。江戸末期から明治時代にかけて、古町芸妓による古町神明宮への参拝が行われていたという記録が残る文献が発見され、これを復活させようと古町神明宮から働きかけ2016年から行われるようになった。

今年は4日午前、色とりどりの着物で着飾った古町芸妓14人が古町神明宮を参拝。玉串拝礼などの神事を行ったあと、新年の縁起を担ぐ内容の「初富士」や「初春」「舟江の栄」の3曲を披露。「初春」は、羽つきなど正月の様子を表現した振りが特徴。「舟江の栄」では、湊町新潟の繁栄を願う。

古町神明宮

舞を披露する古町芸妓

古町芸妓の咲也子さんは「1年が新しく始まるので、これから頑張りたいという思いで踊った。(今年の干支のウサギは)可愛らしいイメージなので、色々な人に愛され、自分の魅力を引き出し、飛躍できる年にしたい」と話す。

つづけて抱負を聞かれ「去年一昨年と、感染症禍でお座敷に出ることがほとんど無かった。今年は楽しく宴会ができれば」と語った。なお、これまでは感染症の影響から座敷へ出る機会も少なく、稽古だけ行って帰る日もあったが、昨年11月ごろからは「毎日1件(仕事が)あるぐらいにはなった」(咲也子さん)という。

参拝の様子

参拝の様子

玉串拝礼

舞を披露する古町芸妓

 

 

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