新潟県村上市の採卵鶏農場で高病原性鳥インフルエンザを疑う事例を確認
新潟県は5日、村上市の採卵鶏農場において、高病原性鳥インフルエンザを疑う事例が確認されたと発表した。
農場の概要は、村上市の採卵鶏約130万羽。1月5日朝、農場から下越家畜保健衛生所に死亡羽数増加などの異常がみられるとの通報があった。
同日、下越家畜保健衛生所が立入検査を行い、A型インフルエンザ簡易検査を実施したところ陽性を確認した。現在、中央家畜保健衛生所において遺伝子(PCR)検査を実施中である。
県の対応としては、農場の飼養家きん、生産物などの移動制限を指示した。農場への部外者の立入制限と出入り時の消毒徹底を指示したほか、新潟県鳥インフルエンザ対策本部を設置、対策本部会議を開催予定である。
また、遺伝子検査の結果、陽性となり疑似患畜と確定次第防疫措置を開始するほか、県内全ての家きん飼養農場に注意喚起を実施した。
なお、日本国内では、これまで家きん卵および家きん肉を食べることにより、鳥インフルエ ンザウイルスが人に感染することは報告されていないという。