「旅」への想いを馳せる場、JR巻駅(新潟市西蒲区)前に「マキエキマエ」がきょう9日オープン【動画あり】

JR越後線の巻駅(新潟市西蒲区)前に、「旅」をテーマとしたカフェ施設「マキエキマエ」が、きょう9日にオープンする。

同施設は元タクシー会社で15年ほど活用されていなかった空店舗をリノベーションして開設。外観や内装は、青空をイメージさせるブルーを基調にデザインした。2階のカフェエリアに設置した大きな窓からは、巻駅とその周辺を広く見渡すことができる。

コンセプトは「旅に出たくなるカフェ」。店内には旅行ガイドブック、旅エッセイ、絶景写真集など、約500冊の旅本を揃え、利用者は自由に閲覧することができる。また、天井には「天窓照明」を設置し、あたかも雲の上の青空を感じるような工夫を施すなど、旅気分を刺激する空間を提供する。

コワーキングスペースとしても利用できるカフェエリアでは、各種ドリンクを揃えたドリンクバーを提供する。中でもコーヒーマシンは、株式会社鈴木コーヒー(新潟市中央区)の「旅するコーヒー」を用意し、定期的に入れ替わる世界のコーヒーを味わうことができる。また、施設内の駐車場スペースには、複数店のキッチンカーが日替わりで出店する。利用者は自由に食事を持ち込み、店内で楽しむことができる。

マキエキマエ(新潟市西蒲区)

マキエキマエ(新潟市西蒲区)、2階の窓からはJR巻駅やその周辺エリアが見渡せる

カフェスペース内には「旅」に関連する本を取り揃える

「マキエキマエ」をオープンするのは、イベント企画制作などを手がける株式会社ホイミ(新潟市西蒲区)の齋藤桂(さいとう かつら)代表取締役。齋藤代表は、2021年から同施設を活用して行っていたキッチンカーのイベントがきっかけで、今回の施設オープンに至った。旅が趣味という齋藤代表は、これまでに国内47都道府県をまわり、さらにバックパッカーで世界一周一人旅を行った経験を持ち、自身の旅に対する想いが「マキエキマエ」のコンセプトとなっている。

「マキエキマエ」の開設にあたって、かかった改装費は総額約1,500万円。資金調達においては、新潟市の「新事業サポート補助金」で500万円の交付採択を受けたほか、クラウドファンディングを実施し、178人から合計214万4,500円の支援を集めた。

「旅に出たくなるカフェ」をコンセプトとした理由について、齋藤代表は、「コロナ禍でなかなか旅に行けない中で、コロナが開けたらみんなで旅にいこうと思える場所を作りたいと思ったことが一つ。もう一つが、西蒲区には魅力がたくさんあるにも関わらず、閉塞感があると感じていたこと。旅に出ると旅先での非日常があるからこそ、日常の素晴らしさを感じられる。駅を目の前にして、どこに旅に出ようかと思いにふけ、実際に旅に出かけるきっかけづくりができる場所にしたい」と語る。

「マキエキマエ」は、カウンター席、テーブル席、個室席の全18席。料金は時間制で、30分税込300円、延長15分につき税込150円(学生は30分税込200円、延長15分につき税込100円)。営業時間は、11時から18時まで。詳しい情報は、「マキエキマエ」のインスタグラムで確認できる。

4名用の個室、モニターを利用したミーティングなどに利用できる

株式会社ホイミ(新潟市西蒲区)の齋藤桂代表取締役

(文・撮影 中林憲司)

 

【関連サイト】
「マキエキマエ」インスタグラム

 

 

 

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