武藤建設(新潟県五泉市)が事後処理を弁護士に一任、負債総額は2億6,818万円(2021年10月期時点)
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、土木工事や舗装工事などの株式会社武藤建設(新潟県五泉市、設立1999年3月31日、資本金1,000万円、武藤浩社長、従業員11人)は1月5日付で貼紙を出し、事後処理を渡邊幹仁弁護士(そらいろ法律事務所、新潟市中央区)に一任した。今後は破産による整理を予定している。負債総額は2021年10月期時点で、2億6,818万円。
武藤建設は1963年1月創業、1999年3月に設立された事業体で、土木工事や舗装工事を主に手掛け、五泉市や新潟県発注の公共工事を主体に受注基盤を形成し、1996年12月期は2億7,392万円の売上高を計上していた。
しかし、採算的には恵まれない状況が続き、財務内容は長年にわたり、債務超過の状態が続いていた。
また、その後も人手不足などの影響で受注活動にも制限が生じ、2021年10月期の売上高は9,050万円に落ち込み、830万円の赤字を計上したことで債務超過額も1億5,800万円に拡大していた。その後においても業況に好転材料は乏しく、資金繰りも限界に達し、今回の事態に至った。