JR大糸線存続問題「国会議員や県会議員などにも働きかけなどを行いたい」 糸魚川市の米田市長がコメント
新潟県糸魚川市の米田市長は13日の定例記者懇談会で、厳しい経営状況で存続が問題になっているJR大糸線に関して、「国会議員や県会議員などにも働きかけなどを行い、存続のアピールする場を強く広げていきたい」などと語った。
米田市長は「課題は今までもずっと明確になっているので、その課題に対して少しでも実績を上げていく対応をしていきたい。そして、やれるものは全てやっていきたい。特に世界に名だたる山岳地帯を有している。非常に魅力ある観光資源がある。今は沿線自治体、沿線商工会、商工会議所、議会のことをやっているわけだが、それ以外にも長野県、新潟県両県、JR、さらに例えば国会議員や県会議員などにも働きかけなどを行いながら、存続のアピールする場を強く広げていきたい」と述べた。
米田市長は昨年の糸魚川市議会12月定例会で、「糸魚川市の観光面で大きく影響を受けるので、少しでも利用客を増やして、必要性を訴えていく。市民からどうやってマイレール意識をもってもらうかどうかだと思う」と発言していた。
JR大糸線は新潟県の糸魚川駅から長野県の南小谷駅間の赤字が年度あたり平均で6億円弱にのぼり、運営管理するJR西日本は単独での維持は難しいとしているが、昨年は大糸線の全線開通65周年にあたり、イベントなども開かれた。