新潟空港の国際線が3年ぶり再開、台湾からの第1便は全180席中162人が搭乗【動画あり】
新潟と台湾の台北を結ぶ定期便が17日に運行開始し、同日午後にその第1便が新潟空港(新潟市東区)に降り立った。新潟空港の国際線再開は約3年ぶりとなり、新潟県の花角英世知事と新潟市の中原八一市長、県内各市町村の観光関係者などが台湾からの旅客を出迎えた。
新潟ー台北線を運行するのは台湾の格安航空会社、タイガーエア台湾。使用機材はエアバスA320(180席仕様)。運行期間は現在のところ3月26日までで、火曜日と金曜日の週2便が運行する。
17日15時に台北から到着した第1便には162人が搭乗。うち約8割が団体客だった。新潟空港のロビーでは、観光客を出迎えようと鬼太鼓や各地のゆるきゃら、歓迎の横断幕を持った観光関連事業者などが集まり、台湾からの旅行客はお土産を受け取ったり、記念撮影をしたりして楽しんだ。
第1便到着後に催された記念式典で花角知事は「この台北線の就航で、新潟空港の国際線を再開できた。この感染症拡大前は、台湾から本当に多くの人に来ていただいていた。2019年の観光庁統計によれば、台湾から9万人の観光客が新潟に宿泊している。これは、外国からの観光客の中で最も多い」と話し、また「同時に、日本と新潟の人にとっても台湾は大変人気な旅行先。相互に交流が拡大することを願う」と期待を込めた。
中原市長は「待ちに待った3年ぶりの国際線。新潟は寒い時期だが、豊かな自然と食、文化を堪能してほしい。私も台湾へは青少年交流で若い頃から何度も訪問している。台北の熱気ある都市の様子は魅力的で、人も素晴らしい。機会があれば私もまたお邪魔したい」と語った。