【動画あり】「地域の皆さんには1度は立ち寄ってもらいたい」新潟南署管内で初となる交番「白根中央交番」の開所式が執り行われる
新潟南警察署は23日、新潟市南区戸頭に新設された「白根中央交番」の開所式を執り行った。開所式には来賓として、新潟県議会の笠原義宗議員や新潟市の五十嵐雅樹南区長のほか、地域の関係者などが出席した。新設された「白根中央交番」は、16日に開所している。
新設された交番は、平潟新田駐在所(新潟市南区)と臼井駐在所(新潟市南区)、署所在地を統合した施設となっている。南署の前身である白根警察署も含め、南署管轄内で初めての交番として旧白根地区の中心部に新設された。
親しみやすいモダンな外観の木造2階建て、敷地面積238.03平米、建物面積82.76平米(1・2階の合計)、旧国道8号線と460号線が交差する付近に立地する交番。約7,400世帯(アパート、事業所なども含む)を管轄世帯とし、7人の勤務員が3交代制で勤務する。
交番内は、最新式のカウンターやパーテーションで仕切ることが可能な相談スペースなどが設置されており、交番への訪問者が安心して相談に来ることができるように配慮されて設計されている。
開所式で新潟南警察署の近藤孝一署長は、「新交番は、安心安全センターとして相応しい機能が備わっている。地域の皆様には、今まで以上に気軽に足を運んでもらいたい」と新交番を紹介した。
新潟県警察本部の大澤宜夫地域部長は、「近年は、高齢者が被害者となる交通事故や特殊詐欺犯罪の発生が止まらない。また、女性や子どもが被害に遭う凶悪犯罪が全国的に発生している。こうした中で交番は、地域の皆様の安心安全を守る、警察活動の拠点の最前線として、その存在価値が一層高まっていると考えている」と語った。
新設された白根中央交番の所長を務める大滝智之警部補は、「南区で初めての交番なので、地域の拠点になるよう努めたい。今まで、交番や警察と聞くと堅苦しく敷居の高いというイメージがあったと思うが、皆さんが入りやすいような施設になるようにしていきたい」と意気込みを語った。
さらに、「ぜひ、地域の皆さんには1度は立ち寄ってもらいたい。せっかくの施設なので、皆さんの役に立ってもらいたいと思うので、用事がなくても、少し見に来るだけでもいいので、足を運んでほしい。地域に馴染んで、早く皆さんの中に溶け込んで業務ができるようになりたいなと思っている。遠慮なく、交番に足を運んでもらいたい」と地域住民にメッセージをおくった。