【大雪への警戒】24日午後から警報級の大雪の見込み 新潟県が「大雪に関する警戒本部会議」を開催
新潟県は23日、大雪に関する警戒本部会議を開催し、24日午後から26日にかけての大雪に関する予報に関連して情報共有を行うとともに、県民に対して警戒を呼び掛けた。
新潟地方気象台によると、24日は強い冬型の気圧配置となり、この冬一番の非常に強い寒気が流れ込む見込みで、強い冬型の気圧配置は26日にかけて続くと予想している。
大雪については、24日の午後から急速に上空の寒気が流れ込むため、昼過ぎから山沿いだけでなく、平地でも降雪が強まる予報。25日は下越、中越、上越で警報級の大雪となる所があると見込まれている。冬型の気圧配置の強まりの程度によっては、24日および26日も警報級の大雪となる可能性もあるという。
一方、風や波の予想は、24日は海上では雪を伴った非常に強い風が吹き、陸上でも強い風が吹くところがある。海では、24日から25日にかけてしけとなり、下越と佐渡では、6メートルの大しけとなる所がある。しけは26日にかけて続くと見込まれている。
北陸地方整備局によると、大雪による予防的通行規制を行う可能性があるとしている。現在のところ長岡市と柏崎市の区間を予定しているが、この区間は伸びる可能性があるという。不要不急の外出を控えることや、自動車運転手へのチェーンの携行および早めの装着を呼び掛けた。
東日本高速道路(NEXCO東日本)によると、スマートインターチェンジにおいて事前の予防閉鎖を行う可能性がある。さらに、降雪が強まった場合は新潟支社管内全域での通行止めの可能性が高いとしており、県民への出控えを呼び掛けるとともに交通確保に努めていくとした。
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、雪に備えて23日に雪害対策本部を立ち上げ、風雪への対策を強化する。上越線の山間部、信越線の長岡から柏崎の区間、羽越線の新発田から村上の区間は、24日午後以降に計画的な運休をしていく予定としている。
また、東北電力ネットワーク新潟支社では、非常態勢を構築。佐渡市で12月に大雪により停電が発生したことを踏まえ、佐渡市へ54人の社員を派遣した。県民に対し、切れた電線には触れず、連絡して欲しいと呼びかけた。
新潟地方気象台の河村伸治観測予報管理官は、「明日の午前中は大した天気ではないという印象を持っていたとしても、午後から一気に雪や風が強まってきて状況が悪くなってくることが十分考えられる。特に24日の午後から25日にかけては、雪の降り方、風の強まり、高波には警戒していただきたい」と県民へ呼び掛けた。
新潟県防災局危機対策課の酒井公生課長は、県民に対し、最新の気象情報などの確認、不要不急の外出を控えること、断水や停電などへの備え、除雪作業中の事故への注意を呼び掛けた。
【関連サイト】
雪関連情報まとめサイト(新潟県ホームページ)