新アンテナショップが来年4月東京・銀座にオープン決定、新潟県の花角英世知事が新たな情報発信拠点の設置を発表
新潟県の花角英世知事は25日、首都圏における新たな新潟の情報発信拠点を東京都中央区の銀座に設置することを発表した。
新たな情報発信拠点の設置は、現在設置している「表参道・新潟館ネスパス」が建物老朽化などに伴い今年12月で閉館することにより検討してきたもの。銀座での新拠点は2024年4月のオープンを予定している。「選ばれる新潟」の実現に向けて、首都圏での交流の場の創出と情報発信の強化を目的としている。
設置する場所は、東京都中央区銀座5-6-7の「銀座鈴らん通り」で、地下1階・地上9階建ての現在建設中の新築ビル。新拠点は、地下1階、地上1階から3階、8階の5フロア(163.44坪)に入る。
新拠点の機能や情報発信のあり方や機能については、昨年末に開催した「新潟県首都圏情報発信拠点あり方検討会議」において、物販・飲食、イベントスペース、移住相談窓口の3つ方向性が示された。
物販・飲食においては、ストーリー性や体験を重視した販売方法や、物販と飲食の連動などにより効果的な情報発信を行う。また、イベントスペースでは、「体験・交流」や新潟にゆかりや関心がある人の「繋がる場」により、拠点と来訪者双方のコミュニケーションを行う。移住相談窓口では、拠点への来訪を通じて、新潟への訪問者、移住者、就職者の増加につなげるとしている。
新たな新潟の発信拠点を銀座に設置することについて、新潟県の花角英世知事は、「他の県のアンテナショップは、大半は銀座や日本橋、有楽町も含めて、その周辺に集中している。同様の業態が集まると、相乗的に誘客効果や回遊する効果があると認識している。そういう意味では、銀座は適地なのではないかと思う」と話した。
東京銀座に設置する新潟の新たな首都圏情報発信拠点は、6月に事業者プロポーザル(企画提案)を経て8月に事業者決定を予定している。新拠点ビルの竣工は、2024年1月末を予定しており、同年4月末までのオープンを予定している。
【グーグルマップ 新潟県の新首都圏情報発信拠点の場所】
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