スプリックス(東京都)が酒田市教育委員会と連携協定を締結、市内の全小中学校で「CBT for school」活用へ

株式会社スプリックス(東京都)の梅田修平常務執行役員(左)と、山形県酒田市教育委員会の鈴木和仁教育長(右)(ニュースリリースより)

学習塾や教育コンテンツを展開する総合教育カンパニーの株式会社スプリックス(東京本部、新潟県長岡市本社)と山形県酒田市教育委員会は25日、連携協定を締結した。同日、酒田市役所において、酒田市教育委員会の鈴木和仁教育長と、スプリックスの梅田修平常務執行役員による調印式を行った。

スプリックスは、自社で開発した「CBT for school」を導入することで、酒田市内の全児童・生徒に配布されたタブレット端末の活用を促進し、教育DXを推進する酒田市の教育振興に貢献していく。

GIGA スクール構想による1人1台端末の整備が進んだ昨今、公教育の現場においては端末活用の具体的な方法が焦点となっており、CBT(Computer Based Testing)への関心が高まっている。

スプリックスでは、公教育におけるCBT導入を促進すべく、基礎学力・プログラミング・主要教科の理解を評価できる、3 つの CBT を学校向けにパッケージ化した「CBT for school」を開発した。

一方、酒田市は学びの習慣化を軸に、子ども達につけたい力を市独自にまとめた「まなびの樹」の取り組みを進めていり。加えて、2021年から「住民サービス」「行政」「地域」の3軸からDXを進める「酒田市デジタル変革戦略」を掲げ、教育DXも推進する中、市内の一部学校において、「CBT for school」の試行を開始した。

スプリックスと酒田市教育委員会は、酒田市内の全小中学校において「CBT for school」を活用することで、子どもたち一人ひとりの学力を詳細に測り、個別最適な学びや学習習慣の定着に繋げるほか、教員の負担軽減を目指す。

 

酒田市教育委員会の鈴木和仁教育長のコメント

酒田市では、現在推進している小中一貫教育で、子どもの自己効力感の醸成と学習習慣や目的意識の形成による非認知能力の向上に取り組んでいます。スプリックス社との連携協定による「CBT for school」の導入は、この本市の取り組みをさらに充実するために欠かすことのできないものと考えています。今後は、教育DXの一層の推進とともに、スプリックス社と相互に連携し、新しい授業デザインの研究を進めていきたいと考えています。

 

スプリックスの梅田修平常務執行役員のコメント

酒田市とスプリックスは、「CBT for school」を成すプロダクトの一つである国際基礎学力検定「TOFAS」の実施を皮切りに連携を深めてきました。そして今回、連携協定の締結により、酒田市内の全児童・生徒及び教員に貢献する機会を得たことは大変光栄であり有難いことと捉えています。教育DXにいち早く取り組んでいる酒田市との連携を更に深化させることで、公教育の現場に寄り添った教育コンテンツの提供に繋げてまいります。

 

【関連サイト】
株式会社スプリックス

 

 

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