【新型コロナ】「最悪のシナリオは避けられている」花角知事、新潟県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催
新潟県は26日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、県内における感染状況の分析やワクチン接種状況の把握、国における感染法上の分類見直しの検討状況についての確認などを行った。
県内における新型コロナウイルスの感染状況は、12月22日に発令した「かぜ症状注意徹底アラート」以降、1か月以上に渡って減少してきている。一方で、年代別の感染状況では、1月に入り10歳未満の感染割合が上昇している。
県は、いわゆる第8波はピークを越えてきているとの認識を示す一方で、小児から家庭内に感染が広がることに引き続き注意を払う必要があるとした。
また、季節性インフルエンザの流行状況は、流行期には入っているものの、定点あたりの報告数は比較的少なく、注意報の発令には至っていない。県は、過去の流行状況と比較しても、急速に拡大している状況ではないと認識している。
新潟県の花角英世知事は、「全体的な評価としてはピークを越えて減少ということではあるが、引き続きの基本的な感染防止対策は続けていただきたい。また、ワクチンの接種についても積極的に考えていただきたい」と呼び掛けた。
続けて、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの発生状況については、「同時に流行が急拡大していくという最悪のシナリオは避けられていると認識している」と話した。