消雪用地下水の揚水量増加に伴い、新潟県が上越地域に地盤沈下注意報を発令
新潟県上越地域振興局は27日、上越地域において地盤沈下注意報を発令した。降雪による消雪用地下水の揚水量が増加したため、同地域の観測井の地下水位低下量が注意報基準を超えたことによるもの。
27日正午現在での観測結果は、高田G2観測井(上越市栄町)で地下水位低下量6.34メートル、高田城址公園観測井(上越市本城町)で地下水位低下量5.61メートルとなっている。
なお、注意報の発令基準の地下水位低下量は高田G2観測井で6メートル、高田公園観測井で5メートルで、どちらかが基準を超えた際、気象条件などを考慮して注意報が発令される。
上越地域振興局では上越市と協力し、消雪用井戸の設置者に注意報の発令を通知し、節水対策の徹底を要請するほか、そのほかの井戸設置者および一般市民に広報車による注意報の発令を周知して一層の節水を呼びかけるなどの対策をとっていくという。