新潟県内の直近1週間の新型コロナウイルス感染者数は過去最多
新潟県の新型コロナウイルス感染者数を週単位(判明日ベース)で見ると、直近1週間(3月31日からの週)で過去最多となったことがわかった。これまで3月24日から30日の121名が最多だったが、3月31日から4月6日の感染者数は、5日時点で既に122名となっている。感染経路不明の感染者数も39名と過去最多。また122名のうち、およそ半数の60名が新潟市内の感染者だった。
また、3月30日から4月5日の新規感染者において、新たに43件の「感染のかたまり(※)」が発生し、このうち飲食店に関係していると思われる感染のかたまりは8件だった。地域別では新潟市が20件で、うち飲食関係は6件だったという。
一方、6日に発表のあった感染者数は新潟市発表が8名、県発表が12名。このペースで推移すると、(時短要請を行うかどうかの基準の一つにしている)人口10万名あたりの感染者数10名以上には至らない。ただ、今後は医療機関のひっ迫状態(6日時点の入院患者数は161名)などを見極めながら、「(感染者が増えずに)この状況が続く場合でも、(時短要請など)強い措置を行うこともあるという。「ステージ3になってから強い措置を行なっても遅い」(松本晴樹福祉保健部長)と話していた。
(※)感染のかたまりとは、これまでの感染経路とは関係がなく確認された感染者を起点に、疫学的な繋がりが推測される感染者を一連のまとまりにしたもの。感染者1人の場合もあれば、複数人の場合もある。