ダイニチ工業(新潟市南区)、2023年3月期第3四半期決算(非連結)は増収増益
ダイニチ工業株式会社(新潟市南区)は31日、2023年3月期第3四半期決算(非連結)を発表した。売上高は196億300万円(前年同期増減率4.9%増)、営業利益は23億5,800万円(同14.0%増)、経常利益は25億2,100万円(同13.7%増)、四半期純利益は18億2,400万円(同16.8%増)となった。
ダイニチによると、同社は2023年3月期第3四半期累計期間においては、市場や住環境の変化に対応した商品開発に取り組んだ。また、原材料価格やエネルギー価格の上昇に伴うコストの増加分に応じた再生産可能な販売価格への改定を進めるとともに、最適な生産体制の構築に取り組んだという。
製品の種類別売上高は以下の通り。
暖房機器
主力商品である石油暖房機器においては、日本国内の自社工場での生産による迅速な商品供給力と、安心して商品を使用するための品質保証体制が顧客に評価されて、業界内で確たる地位を築いている。
また、電気暖房機器においては、3(トリプル)安全装置付きセラミックファンヒーター2機種を販売し、脱衣所やキッチンなどスポット暖房の需要に応えてきた。
当期間においては、販売価格の改定による単価上昇や、国内向けの石油暖房機器の販売及び欧州向けを中心とした輸出が順調に推移した結果、暖房機器の売上高は前年同期実績を上回った。
環境機器
加湿器においては全5タイプ23機種の商品を販売。また、当事業年度よりハイブリッド式空気清浄機を発売し、15年ぶりに空気清浄機市場に再参入した。
当期間においては、加湿器及び燃料電池ユニットの販売が減少したため、環境機器の売上高は前年同期実績を下回った。
その他
その他においては、金型などの販売が増加したため、その他の売上高は前年同期実績を上回った。
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