新潟県で店舗拡大中のツルハが近く新潟女池店をオープン

周辺にはマツモトキヨシやクスリのコダマも

業界2位で札幌市に本社を構えるツルハホールディングス傘下のツルハドラッグが昨年12月にオープンした村上荒川店に続き、近く新潟女池店を開店する。これで、既に営業をしている新発田三日市店、新潟小針西店、新潟巻店、新潟彩野店、五泉店、燕吉田店、紫雲寺店、新潟関屋、長岡愛宕店とあわせ、11店舗になる。

同社が最初に新潟に進出したのは2017年4月。長岡市にツルハグループの新潟県1号店となる「ツルハドラッグ長岡愛宕店」をオープンした。同店は国道8号線と国道352号線が交差する交差点から東に約800m先、国道8号線沿い北側に位置し、JR長岡駅からは1・4kmほど。医薬品・化粧品コーナーではカウンセリング機能を充実させ、地域住民の「健康」と「美」をサポート。また日用品など毎日の暮らしに欠かせない商品も豊富に揃え、お買い得な価格で提供している。

同社ではこれまで隣の福島県に店舗があり、出店地域の広がりを進める中で新潟県内が空白地だったことから出店したもようだ。長岡愛宕店の出店後も相次いで出店。最近では昨年11月8日に三条東新保店、11月22日に新発田三日市店をオープンしている。一方、新潟市中央区の新潟関屋店はJR関屋駅前に立地。付近にはコンビニがないため、地域住民は通勤帰りなどにコンビニの替わりとして日用品購入などに活用している。また、同社ではSNSのLINEを活用した情報発信を強化。「新潟県内限定」として、割引クーポンの情報などを発信しており、配信日をめがけて来店する顧客も多い。今後もマーケット状況に応じて出店をしていく方針だ。

新潟県内で、ドラッグストアの出店が拡大している。特に、県外資本の大手ドラッグストアチェーンの出店攻勢が目立つ。また品ぞろえも薬品だけでなく、食品や酒類、日用品、化粧品まで充実させている。さらに深夜帯まで営業しており、消費者からはコンビニエンスストアのような使われ方をしている。「調剤薬局の収益を原資に、コンビニよりも安価な値段で商品を提供できる。時間帯も立地も変わりないのであれば、ドラッグストアが強いといえる」とある関係者は言う。

女池をはじめとする各地で激化する小売り業界の戦いに注目していきたい。

オープンを控えたツルハ新潟女池店

ツルハ新潟女池店の隣にはスーパーの「マルイ」、さらにマルイの前には「セブン-イレブン」がある。また写真は掲載していないが、信濃川方面に数百m進むと「マツモトキヨシ」や「原信」があるほか、反対側に進んでも、「ウオロク」や、「ショッピングプラザ ラグーナ女池(クスリのコダマなど)」がある

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