新潟県にクラッチワークスとARCHIPELAGOが進出、上越地域でIT関連の雇用創出に期待
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左から、上越市の中川幹太市長、ARCHIPELAGOの菅原匡史代表取締役、澤田寛取締役、クラッチワークスの浅井隆夫美取締役、西森康志代表取締役、新潟県の佐久間豊副知事
新潟県上越市へ進出する株式会社クラッチワークスとARCHIPELAGO株式会社の代表者が3日、新潟県庁を訪れ新潟県の佐久間豊副知事と上越市の中川幹太市長と面談した。2社ともにITに関連する企業で、地域での雇用創出に期待がかかる。
クラッチワークスは、東京都中央区に本社を置き、建築DX として販売促進用完成イメージCG・VR制作などを手がける。現在すでに、上越市で製造などの役割を担う10人体制のオフィスを稼働させており、今後規模の拡大を目指す。
ARCHIPELAGOは、Web サイトやWebシステムの構築、運用、保守、また、データサイエンスを用いた企業のDXコンサルを行っている企業で、現在は東京と福岡のほか、海外にも数カ所の拠点を構える。上越市では4月から稼働予定で、同オフィスを足がかりに北陸エリアでの展開を進めていく。
2社ともに、人材確保の点で新潟への進出を決めた。クラッチワークスの西森康志代表取締役は上越出身で「こちらへ戻ってくると、我々のやっているような(IT関連の)業務の技術の習得が難しい現実を目の当たりにする」という。「東京では人材確保が難しい。上越でも人材が育つようにしていきたい」(西森代表)。
ARCHIPELAGOの菅原匡史代表取締役も「我々も人材確保がメインの目的。北陸エリアでの採用を進めたいので、地の利がある上越に決めた。また海外拠点もあるため、そうした拠点をつなぐゲートウェイとしての体制も上越につくっていきたい」と話す。また中川市長との歓談の中では、上越市内の専門学校生とのエピソードを紹介。「みなさん、『上越で働きたいが、地元にIT企業が無いので東京へ出ていくしかない』と言っていた。弊社が受け皿として役に立てれば」と話した。
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歓談の様子
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株式会社クラッチワークス webサイト