新潟で存在感を高めるアパホテル
今年最大の注目案件は「流作場五差路」?
アパグループのアパホテル株式会社が、新潟で存在感を高めている。昨年7月に、株式会社MSK(上越市、田中正人社長)とフランチャイズ契約を締結し「アパホテル上越妙高駅前」を開業。
既にある「アパホテル(新潟古町、新潟東中通、燕三条)」、「アパリゾート上越妙高」、「上越サンプラザホテル」(アパ直提携ホテル)、「イングリッシュガーデンホテル レアント」(見附市、アパ直提携ホテル)、「ガーデンホテル マリエール」(五泉市、アパ直提携ホテル)とあわせ8ホテル体制となった。
また同じく昨年、ホテル運営を行う有限会社昌商事(新潟市中央区)とフランチャイズ契約を締結し、「ホテルリッチ新潟」をアパホテルと改称して2019年4月に開業(予定)することで合意した。
さらに新潟駅のほど近くにある万代エリアの土地「流作場五差路」の開発もいよいよ動き出す。関係者の話によると、当時発表されたものに比べ、一回りほど小さくはなるが日本海側で最大級の規模の開発になる模様だ。元谷一志会長は昨年、当時の篠田昭新潟市長にも面談しているという。
一方、この土地は松下興産の時代にあたる、1990年代のバブル末期に、日本海側最高層のタワービルが計画されていたことがある。だがバブル崩壊で頓挫。 その後、アパグループが平成17年に松下興産から「妙高パインバレー(現・アパリゾート上越妙高)」を取得したのに続き、翌18年に松下興産から、流作場五差路の土地を取得。新潟初となるシティホテルと商業施設に住居を結合した延べ5万平方メートル規模の総合都市開発事業の計画を発表した。だが、こちらの計画も景気低迷や耐震偽造問題もあり宙に浮く格好になっていた。
紆余曲折を経て、ようやく開発が動き出すことになった流作場五差路の開発。閉塞感を打ち破るためにも日本海側随一の高さを誇る「ホテル日航新潟」を超える規模を期待する向きもある。果たして、どんな計画が発表されるのか? 少なからずの新潟市民にとっては今年一番の関心事かもしれない。
アパの新潟万代プロジェクトのサイト
http://www.apamansion.com/p-bandai/
平成18年のアパのプレスリリース
www.apa.co.jp/newsrelease/pdf/new06-05-11.pdf