【第3四半期決算】田辺工業(新潟県上越市)が増収増益、受注高も前年同四半期上回る

田辺工業

田辺工業株式会社(新潟県上越市)は7日、2023年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。売上高は317億4,600万円(対前年同期比4.5%増)、営業利益は21億7,700万円(同2.2%増)、経常利益は22億2,300万円(同0.3%増)、親会社株主に帰属する純利益は14億8,900万円(同4.0%増)と増収増益だった。

同第3四半期連結累計期間において、設備工事業界においては、公共投資は底堅さが増し、民間設備投資も持ち直しの動きが見られた。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響や国際情勢により先行きが不透明な状況などから、投資判断は慎重な動きとなり、受注・価格競争は厳しい状況で推移している。

田辺工業グループでは顧客のニーズに合った設備の提案を積極的に行い、受注の確保・拡大に努めたという。設備工事事業においては、同社グループの主要顧客である化学業界において半導体・EV材などの製造に関連する大型プラント建設工事、定期修繕工事などを中心とした受注があり、385億3,300万円(前年同四半期比3.0%増)と前年同四半期を上回る受注高となった。

売上高は、国内においては新型コロナウイルス感染症による施工環境への影響は少なく、工事の進捗は概ね順調に推移し、前年同四半期を上回った。利益面については、販売費及び一般管理費の増加があったものの、売上高の増加、売上総利益率が改善したことなどにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益いずれも前年同四半期を若干上回る結果となった。

 

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