【第3四半期決算】北陸ガス(新潟市中央区)が増収減益、原料費の増加が大きく響く
北陸瓦斯株式会社(北陸ガス、新潟市中央区)は7日、2023年3月期第3四半期連結決算を発表した。売上高は440億100万円(対前年同期比34.8%増)、営業利益は△15億7,600万円(前年同期は△9億7,500万円)経常利益は△12億9,800万円(同△7億6,600万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は△9億2,500万円(同△3億8,800万円)となった。
売上高は、春先および冬期に入っての気温が前年に比べ高く推移したことによる給湯・空調用需要の減少があったものの、原料費調整に伴うガス料金単価の引き上げがあったことから、前年同期に比べ113億6,400万円増加の440億1,000万円となった。
一方で営業費用は、経営全般にわたり経費の削減に努めたものの、LNG価格の上昇にともない原料費が増加したことから、前年同期に比べ119億6,500万円増加の455億8,700万円となった。
なお、北陸瓦斯グループの連結業績は、季節的変動の著しいガス事業の占めるウェイトが高いため、ガスの需要期である冬期を中心に春先にかけて、売上および利益が多く計上される。