コジマタケヒロのアルビ日記2023 Vol.3 「アリガトウ」 ダニーロ ゴメス&グスタボ ネスカウ

ダニーロ ゴメス選手(左)とグスタボ ネスカウ選手(右)。中央は中野幸夫社長。

2023年2月7日、デンカビッグスワンで会見が行われた。 会見に出席したのは、前日にブラジルから新潟入りした2人、ダニーロ ゴメス選手(24)とグスタボ ネスカウ選手(22)。

ともにまだ若い2人をアルビレックス新潟の中野幸夫社長は「ギラギラした情熱をもつ選手」と表した。

駆けつけた報道陣から「どんなプレーをサポーターに見せたい?」「日本の印象は?」「新潟からのオファーを受けたときの感想は?」……。さまざまな質問が飛ぶ。

会見も終盤、私も2人に質問をしてみた。

「知っている日本語はありますか?」

「アリガトウ」とダニーロ選手。

「アリガトウ。ミギ。コンバンワ。オハヨウ」とネスカウ選手。

突然の『ミギ』で会場に笑いが起こった。

続けてもう一問。

「私は試合で得点を決めてくれたあなた方に早く『アリガトウ』と伝えたいのです。だから、今季の数字的な目標を教えてください」

ダニーロ選手がここでも先陣を切る。

「今季の目標は10ゴール10アシスト。早くピッチに立ち、得点を決めて、サポーターと一緒に喜びたいですね」

「僕も早くピッチに立ってゴールを決めたいです。僕はフォワードなのでダニーロよりゴールを決めたい。目標は15〜20ゴールです」とネスカウ選手が続けた。

時折、笑顔まじりにネスカウ選手に話しかけるダニーロ選手は、少し緊張していたようにも見えるネスカウ選手を気遣っているようにも見えた。もともとクイアバEC(ブラジル)でチームメイトだった2人、コンビネーションもバッチリのようだ。

会見後すぐ、2人はチームのキャンプ地・高知へ出発。8日にはチームに合流となる。

相手チームのネットを揺らし、サポーターから『アリガトウ』と言われるのは、どちらの選手が先なのか。

開幕まであとわずか。

ワクワクの原因がまた増えてしまった。

 

◎アルビライター コジマタケヒロ

練習、ホーム戦を中心に日々取材を続ける、アルビレックス新潟の番記者。また、タウン情報誌の編集長を務めていた際に、新潟県内の全日本酒蔵をひとりで取材。4冊の日本酒本を出した、にいがた日本酒伝道師という一面も。(JSA認定)サケ・エキスパート

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