新潟県の花角知事が新型コロナ感染拡大を受け、新潟市内飲食店への感染予防見回りとPCR検査推進を発表
新潟県の花角英世知事は7日、今年度最初となる定例会見を開いた。同日は県内の新型コロナウイルス新規感染者数が県内過去最多となったことから、記者から新型コロナやワクチンに関する質問が頻出。花角知事は県内感染状況を「時短要請などさらに一段強い措置の直前にある」と受け止め、新潟市と協力して同市内の飲食店への感染予防策見回りやPCR検査の推奨などをしていくという。
県内では直近1週間の新規感染者数が154人で過去最多、また定例会見直前に発表された7日の新規感染者数も1日のとしては過去最多の計34人となった。これまで“第3波”と呼ばれていた時期と比較し、大規模クラスターではない複数の感染源を持つ事例や、特に新潟市での経路不明の感染が目立つ。
こうした状況から花角知事は本日の会見で強い危機感があるとの受け止めを述べつつ、地域のお茶飲み会や飲食店など具体的な感染事例を述べながら県民へ感染防止を呼びかけた。
また県としては「新潟市と協力して同市内全域約4,000の飲食店に対し、店内の感染予防策がされているかの見回りを(早ければ)明日か明後日にも開始する」と明かす。加えて、飲食店従業員を対象とした無償PCR検査の活用の周知にも努めていくという。
なお、本年度から知事定例会見は手話による通訳の導入と、県公式webサイトでの生中継を行う。
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