「性的指向を理由にした差別や偏見はあってはならない」性差別発言に対して花角知事が言及、良寛についてもコメント
新潟県の花角英世知事は8日、新潟県庁で定例記者会見を行い、荒井前総理秘書官の性的マイノリティへの差別発言の内容に対する所感や、性的指向の多様化に対する考えを語った。
荒井前総理秘書官の差別発言について花角知事は、「性的指向を理由にした差別や偏見はあってはならないものだと思っている。性の指向、あるいは性の多様性というものを尊重する、個性というものを尊重する社会を目指していかなければいけないと思う」と所感を語った。
新潟県としてのパートナーシップ制度の導入など、性的指向の多様性や価値観の多様化に対しての制度の導入については、「現実では色々な意見があると思う。性的指向の多様化を尊重する社会を目指していくというところについては多くの人が賛同すると思う。しかし、制度の話をすると『結婚』というところまで(県民の)意識が進むかというところは、しっかりと確認しなければいけないと思う」と制度化については研究が必要という姿勢であると話した。
花角知事は頭の中での話と前置きをしながらも、県民に対して性的指向についての意識調査のようなものもやる価値があるのではないかと語った。
なお、7日付で事業を停止し破産申請を開始した株式会社良寛(新潟県出雲崎町)について、「個人的にはコーヒー牛乳が好きだったので、残念だなと思っている」とコメントした。